アミークスインターナショナルの8年生による修学旅行が、1月12日から16日の日程で実施されました。行き先は香港でした。かつてイギリスの植民地であった香港は、現在急速に中国化が進んでいる地域です。そのような変化の真っただ中にある香港への修学旅行は、生徒たちにとって非常に意義深い経験となったと確信しています。
旅行の2日目に訪れた ST STEPHEN’S COLLEGE との交流は、今回の修学旅行のハイライトとなりました。この学校は120年の歴史を持つ伝統校で、名前に「カレッジ」とありますが、中学校と高等学校を合わせた中等教育機関です。生徒数は900人を超え、広大な15ヘクタールの敷地にキャンパスが広がっています。私には、この地域が香港の他のエリアとは異なり、英国の雰囲気を色濃く残しているように感じられました。この学校では、アミークスと同様に、中国語やいくつかの教科を除いて授業が英語で行われています。
交流会では、アミークスの8年生が沖縄の歴史や文化、そしてアミークスについて紹介し、全員で空手の演武も披露しました。一方、ST STEPHEN’S COLLEGE 側からは学校紹介とともに、合唱や合奏のパフォーマンスが行われました。その後、軽食を取りながら中学生同士の自由交流が行われ、高校生によるグループごとのキャンパスツアーも実施されました。
特に印象的だったのは、私に積極的に話しかけてきた3人の中学生たちです。彼らは流暢な英語で、学校生活の楽しさを熱心に伝えてくれました。一方で、アミークスの生徒たちも負けておらず、キャンパスツアー中には「ヤバい」「きもい」「ビミョウ」といった日本語を香港の高校生に教える女子生徒の姿も見られました。
生徒たちが具体的にどのような会話を交わしたのかは、これからゆっくり聞いてみたいと思います。いずれにしても、これからの世界を創っていく,同世代の若者が言語や文化の違いを超え、英語を通じて交流した意義は非常に大きかったと感じています。