AMICUSの教育理念
「自分で考え、学び、行動し、自分の将来を自分で切り開く「自立した子ども」を育てる」
考える力
自立するためには、考える力を養わなくてはなりません。子どもたちひとりひとりは、誰もが独立した固有な存在です。
固有な存在である子どもたちが抱える問題もやはり固有です。そして、この固有な問題を解決するのは、結局のところ、自分自身でしかないのです。考える力が求められるのは、自分自身の問題を解決するのは、自分自身でしかない、という当たり前のことが理由です。
つまり、考える力は、人間が自立して生きるための基本姿勢であり、生命力の中核でもあるのです。
学び
自立するためには、学びが必要です。学びは知識を生みます。知識を基に、子どもたちは自分自身の世界観を作ります。知識が豊富で、しかも知識が正確であればあるほど、子どもたちの世界観は普遍性を持つことができます。
普遍性のある世界観によって、子どもたちは社会や物事をスムーズに理解し、勇気を持って生きていくことができます。
アミークスでの教育は、広く、深く、知識を身につけることで、賢く、たくましく、自立した子どもたちの育成を目指します。
コミュニケーション
自立する為には、他人とのコミュニケーションができなくてはなりません。
コミュニケーションを通して、相手を鏡としながら、子どもたちは自分自身のことを理解し、自立していきます。アミークスが英語教育に力を入れるのは、日本にとどまらず世界中のさまざまな人間とより広くコミュニケーションをとるためのツールとして、英語が重要だと思うからです。英語力によって子どもたちはさまざまな文化に接し、世界というフィールドで、自分自身のこと、自分の国のことも理解できるようになるでしょう。
柔軟で、新鮮なコミュニケーションは、子どもたちを個性的で、創造的な人間に育て、協調的で、愛情深く、心の広い人間にするはずです。コミュニケーションの力は、行動する力になっていきます。
アミークスはいかなる宗教とも与(くみ)しません。あらゆる民族、あらゆる文化を区別しません。宗教や民族、文化の違いを強調することは、社会を正しく見ることの妨げなることがあります。それは歴史から学ぶことができます。子どもたちが自立するために必要なものは、物事の事実を正確に知ることであり、事実と向き合い、考えることです。事実は子どもたちの意識を経て、真実に高められます。それこそが知性です。さまざまな生活体験を持った子どもたちが、ひとつの学校の中で学ぶことは、日本の教育の国際化の具体的な姿ともいえます。
学校はきわめて社会的な存在です。学校は常に社会に大きく影響されます。しかしその反面、社会を作るのも学校なのです。社会が学校を作り、学校が社会を作ります。本校は自分で考え、学び、行動し、自分で自分の将来を切り開く「自立した子ども」を育てることによって、社会に貢献していきます。
生徒の未来像
アミークスが目指す”Glocal Citizens”の特色
アミークスでは、子どもたちがグローカルな感覚を育む助けになるよう、豊富な学習環境を整えています。総体的な取り組みにより、児童生徒が創造的な思考者(THINK)、自主的な学習者(LEARN)、そして挑戦する人(ACT)となるよう育成します。
創造的な思考者
(THINK)
- 地球規模で考え、文化の多様性の価値を認める
- 問題を多面的にとらえる
- 多文化的な環境でも効果的かつ堂々とコミュニケーションを取る
自主的な学習者
(LEARN)
- 自ら疑問を持ち、思考し、やり通す
- 生涯学習者としての自覚を持つ
- テクノロジーに適応できる
挑戦する人
(ACT)
- 率先して変化を受容し、弾力的に受け止める
- 適応性に富み、斬新で、協同的である
- 社会文化的な感受性と自覚を持ち合わせている
子ども個々のよさ・可能性を引き出し伸長する
そのために個々のよさや可能性を伸ばすために以下を重点に指導していきます。
学力と学ぶ意欲の向上
子どもの個性を見つけ適切な指導により、学ぶ意欲を高め学力の向上を図る。
多様性の理解と受容
個々の違いを理解し、受け入れる姿勢を創り、いじめや排他姿勢をなくす。
平和を希求する精神の育成
沖縄の地域性を活かし、平和の意味と重要性を日々の生活から身に付ける。
国際感覚の醸成
英語環境、英語力のアップ、国際感覚を豊かにする体験や学びを提供する。
テクノロジーへの適応・活用力の獲得
ICTを教育活動に積極的に活用し、有効にかつ正しく使える力を身に付ける。
沖縄・地域を慈しむ心の涵養
沖縄、地域を知り、理解を深めるとともに大事にしていく姿勢を高めていく。
感性、情操の高揚
音楽・美術教育をはじめ豊かな心を創り、心の教育の充実を図り人間性を高める。
課題設定・解決力の向上
自ら考え、発見し、解決する実践機会を充実し、自分の将来を切り開く力を育む。
自己効力感の高揚
「自分でもできるかもしれない」という意識を奨励し、その機会の充実を図る。
日本社会で円滑に生きる力の習得
基本的生活習慣や健康安全をはじめ社会に適応できる姿勢や技術を身に付ける。
イマージョン教育とは?
「イマージョン」という表現は、英単語の”to immerse”(浸すこと、完全に浸された状態)が由来となっており、一般的にこのコンセプトは「言語の風呂」と理解され、子どもたちを言語習得へ導くような刺激的な環境が作られます。
アミークスのイマージョン教育も同様で、子どもたちは英語環境に浸されることになります。これは、英語を英語の授業で習うのとは違います。アミークスでは、子どもたちは、一日の始まりの朝のホームルームから、英語で会話をし、ほとんどの教科を英語で学び、英語は毎日の活動の手段として使用されます。
アミークスでのイマージョン教育の目的は、各教科の知識習得や異文化への理解とともに、母語と第2外国語の2種類の言語を発達させることです。学校では、英語と日本語、どちらの言語も文化も平等に位置づけられています。子どもたちはアミークスの国際色豊かな教員によって、日本を含む多様な国の文化に触れることになります。 アミークスは子どもたちが異文化交流を楽しみながら、文化的な違いよりも共通点を見つけられるような国際感覚を育んでいきます。
子どもたちをGlocal Citizensとして育てていくために、文化を教えることと言語を教えることとは、切り離すことができないと私たちは信じています。