アミークスの理念を実践する初歩ステージ
幼稚園は、まさに<自立>への第一歩です。
子どもたちにとっては、親の庇護のもとを離れ、集団生活を経験し始めることで、興味・関心、人とのつながりが急速に広がる時期です。幼児期の特権ともいえるのは、子どもたち一人ひとりが自由な発想で物事を捉え、理解し、想像し、解決していくことです。自由で柔軟な発想と好奇心、豊かな感性、それが幼児期に最も必要なことです。
子どもたちは、本来伸びようとする力を持っています。自分のやりたいことをやろうとするときにこそ、力を発揮します。
アミークス幼稚園では、月に1回、先生と子どもたちがミーティングの場をもち、やりたいことは何かを話し合い、活動のテーマを決めます。そのテーマをクモの巣のように広げ、算数、言語、理科、社会、美術、音楽などを遊びを通して学んでいきます。
活動は、3週間など長期にわたることもあります。けれど、子どもたちは自分で決めたテーマであれば努力を惜しまず、一生懸命に取り組みます。
子どもたちは、幼稚園で様々な活動を通して、感受性を豊かにし、できることが増えたことに自信を持ち、次のステージである小学校へ進学していきます。
「ことば」を習得する
英語と日本語の能力をバランスよく育む
アミークス幼稚園には日本人教諭と外国人教諭が在籍しており、英語・日本語それぞれの言語でアクティビティがあります。子どもたちはアクティビティを通じて、二言語を自然に習得します。
とはいえ、英語での読み書きの習得を目標としているのではありません。小学校から「英語“で”学ぶ」イマージョン教育の下地として、幼稚園段階では、英語での指示や説明を耳で聞いて理解することができるようになることに重点を置いています。
自分の考えを発表することを恐れない姿勢を身につけるよう、発表・発言の機会を設けるようにしています。
「にんげんかんけい」を築く
集団生活を通して、家族以外の人とのつながりを広げる
「けんこう」な身体をつくる
運動と食事を通して、健康を促進する。
年中組は「私と私の家族」をテーマに幼稚園生活をスタートさせます。子どもたちは、自分の絵を描いたり、お友達を知るゲームをしたり、自分の家族について話したりと色々な活動を通して、自分自身やお友達を知っていきます。そこから、人間関係の構築が始まります。
体育の目的は、子どもたちの運動能力や持久力を高め、健康な身体をつくることです。それらを伸ばしていくために、幼稚園では、リレーやマット運動、竹馬、組体操など、子どもたちが楽しく取り組めるプログラムを行っています。
9月、年長組は、園内でお泊り保育に挑戦します。ほとんどの子は初めて親から離れる一晩で、泣き出す子も。しかし、友達と協力してご飯を作ったり、身の回りのことを自分でしたりすることで、最後にはみんな、自信に満ちた表情になりました。
水泳は、夏の子どもたちの大好きな活動の一つです。近隣の具志川スイミングスクールに行き、泳ぎ方を習ったり、水遊びをしたりして楽しみます。
ある子が水族館に行った話をしたことがきっかけで、海の生き物や釣り竿づくりが始まりました。この遊びは、浦島太郎や人魚になるなどみんなのアイディアがどんどん派生し、日に日に遊びが発展していきました。
11月のテーマは「食」です。身体によい食べ物、そうでない物、また色々な種類の食べ物について学びます。月の終わりには、フードフェスタを開催し、日本だけでなく、さまざまな国の郷土料理を実際に食べ、文化に触れることができる良い機会となります。
慰霊の日に、年中組と年長組でペアになりパズルのピースを作り、「平和のパズル」を完成させました。このイベントは、子どもたちにとって平和について、そして、お友達を思いやることへの理解を深めることができました。
1月には、子どもたちの健康を祈願して沖縄の伝統食「ムーチー」を保護者も交え、みんなで作って食べます。沖縄では1年で一番寒い日に食べることで、1年間病気にならない強い身体になると信じられており、自分たちの住んでいる地域の文化を知る機会にもなっています。
「かんきょう」に親しむ
自然環境や地域社会に触れ、体験する。
幼稚園ではたくさんの校外学習を取り入れています。ビーチ、動物園、植物園、イチゴ農園など(年度によって変更あり)、フィールドに出かけ、自然を五感でとらえることで、子どもたちはさまざまな気付きを得ています。
老人ホームの方々との交流で歌やダンスを一生懸命に披露する子どもたち。幼稚園では、社会との関わりも大切にしています。近隣の消防署の見学に行ったり、スーパーで買い物体験をしたり。世の中のなりたちを少しずつ知っていくのです。
日頃から、アミークス敷地内の豊かな自然にも親しんでいます。虫取りや自然観察をしたり、花を摘んで色水を作ったりと、鳥、昆虫、草花を通して、沖縄ならではの四季を感じることができます。
暑い日は園庭で水遊びをします。そんな日は、滑り台がウォータースライダーに早変わり!
子どもたちは、水の感触や冷たさを全身で感じ、時間を忘れて楽しんでいました。
「ひょうげん」を楽しむ
歌や踊り、工作やお絵描きで、自分を表現する。
音楽の時間には、音やリズムに合わせて歌を歌い、音楽に合わせたダンスによって、自分を表現します。また、様々な楽器を使ってみんなで一つの曲を演奏し、一年間の成果を発表会などで披露します。
語彙が豊富になってきた子どもたちは次に、書く・描くことで自分を表現していきます。習字のクラスでは、筆を使う前に、チョーク、えんぴつ、ペン等を使って、書くという行為を楽しみます。最後には筆と墨汁を使って、ダイナミックに文字を書く楽しさを覚えます。
友達とペアを組んで園庭へ飛び出し、様々な形を見つけては、iPadで撮影します。「まる」「ハート」「ダイヤ」……子どもたちは、身近な物や自然の中に、色々な形があることを発見します。その発見を、先生や仲間達と見せ合いっこします。子どもたちの豊かな感性には毎日驚きの連続です。
2月にはパフォーマンスデイを行います。この発表会では、英語を生かした踊り・
ICT教育
テクノロジーに触れ、学ぶ意欲を引き出す
幼稚園では、画像や映像、オーディオなどのデジタル教材を通して、子どもたちの学ぶことへの興味や意欲を引き出します。
図書館教育
メディアセンター(図書館)は校舎の中心に位置し、小学生になると子どもたちは毎朝必ずメディアセンターを通り教室へ向かいます。休み時間や移動教室へ向かう途中など一日に何度もメディアセンターの中を行き来し、いつでも気軽に立ち寄れる場所となっています。
アミークス図書館の特徴は、洋書の蔵書が多いことです。2020年4月現在の蔵書数は約13600冊(うち洋書5000冊)。洋書の選書には外国人教諭も意見を出し、、児童生徒に読んでほしい本、適している本を揃えています。『ハリー・ポッター』などの有名な児童文学の本や絵本などは、和書、洋書ともに所蔵しており、子どもたちは和書を読んだ後、同じ本の洋書に挑戦したり、洋書を読んだ後に和書で読み直したりと、アミークスならではの読書を楽しんでいます。図書館は、子どもたちの知的好奇心を満たせる空間であることを常に心がけ、園児・児童・生徒の心安らげる憩いの場として子どもたちの成長を見守っています。
幼稚園では年長から図書館の利用が始まります。幼稚園にも図書コーナーはありますが、図書館という空間で読書を楽しみつつ、次のステップである小学校生活を身近に感じることができるよう、週一回、図書館を利用しています。
年間行事の紹介
4月
入学式
5月
オープンクラス
6月
平和週間
9月
お泊り保育
11月
ファミリースポーツデイ
フードフェスタ
1月
マラソン&ムーチー作り
2月
パフォーマンスデイ
3月
卒業式
その他
遠足&校外学習
1日のスケジュール(K1 年中)
8:15~9:30 | 自由保育 / 外遊び |
9:30~10:00 | サークルタイム |
10:00~10:30 | スナックタイム |
10:30~11:45 | アクティビティ(週1回:体育) |
11:45~13:00 | 昼食 / 片付け / 歯磨き |
13:00~14:00 | クワイエットタイム(読書)/ 昼寝 |
14:00~14:30 | アクティビティ / ステーションタイム |
14:30~15:00 | 帰りの会 |
15:00 | 降園準備 |
1日のスケジュール(K2 年長)
8:15~9:30 | 自由保育 / 外遊び |
9:30~10:00 | サークルタイム |
10:00~10:20 | スナックタイム |
10:20~12:00 | アクティビティ(週1回:体育) |
12:00~13:00 | 昼食 / 片付け / 歯磨き |
13:00~13:30 | クワイエットタイム(読書 / お絵描き / 休息) |
13:30~14:30 | アクティビティ / ステーションタイム |
14:30~15:00 | 帰りの会 |
15:00 | 降園準備 |