今回は、アミークスの校内で見ることができる「ヘゴ」についてお伝えします。
日本では最大のシダ植物であり、鹿児島県の奄美大島や沖縄県の沖縄本島から八重山諸島にかけての森林部でよく見られ、沖縄では“ヒカゲヘゴ”と別名があります。
新芽、及び、高く成長した幹の芯は食べることができ、新芽は80cm程度に成長したものが食用に適し、茹でた後テンプラや三杯酢、酢の物にして食べる。切ると物凄いヌメヌメが出て来てツルツル滑ります。これはオクラ等と同じ成分、ペクチン、ガラクタン、アラハンなどの複合多糖類(水溶性食物繊維)を含むからです。芯は煮込むと、大根のような食感で食感はホクホクです。
ヘゴ科の植物はシダ植物の中では比較的新しく約1億年前に出現したものであり、ヒカゲヘゴは恐竜時代からの生き残りと呼ばれています。山登りに行くと何気なく見ていましたが恐竜時代からの歴史があると知りびっくりです。