公立小学校では、2020年度から3～4年生が週1時間の外国語活動、5～6年生が週2時間の
英語学習を開始しました。その背景には、社会における英語の重要性がますます高まって
いることが挙げられます。それに伴い、保護者の皆さんも英語に力を入れている私立小学
校への関心が高くなっていると感じます。ここでは、英語に強い私立小学校選びについて
考えてみます。
英語教育を重視している私立小学校は、大きく以下の三つのカテゴリーに分類することが
できます。
１．早期英語教育を導入する小学校
1年生から英語教育を開始し、学習時間を増やしています。こうした小学校では、英
語に慣れ親しむことや発音の習得などにおいて、公立小学校よりも高い効果が期待で
きます。
２．英語イマージョン校
英語イマージョン教育は、ほぼ全ての教科を英語で学ぶ方法です。日本における英語
イマージョン校では、国語などの一部の教科を除いて全ての教科を英語で学ぶことが
一般的です。どの程度の科目を英語で行うかが英語力の向上に大きく影響しますが、
一般的な英語イマージョン校では、小学校6年生で英検2級レベル、中学校3年生で英
検準1級レベルに到達することが期待されます。
３．インターナショナルスクール
多国籍の児童生徒が在籍し、全ての授業が英語で行われます。英語力の観点から見れ
ば、最も効果的な教育を提供する学校と考えられます。しかし、国語などの授業が設
定されていないことが多く、日本語の読み書きに問題が生じる可能性もあります。
沖縄アミークス国際学園は英語イマージョン校に分類されます。国語の授業や社会科の一
部を日本語で行います。高い日本語力を維持することを重視しつつ、中学校卒業までに英
語をツールとして十分に活用できることを目指しています。
今後の社会において、英語力がますます重要になることは間違いありません。保護者の皆
さんは、子どもをどのような学校に進学させればよいか悩むことも多いでしょう。子ども
の特性や中学校以降の進路も考えながら慎重に選択することが求められます。また、学校
は英語を学ぶだけでなく、子どもの生涯にわたる基礎を築く場所でもあります。学校を選
ぶ際には、英語教育だけに目を向けるのではなく、その学校の教育内容全体にも注目して
欲しいと思います。アミークス国際学園の教育内容については学校のウェブページなどを
ご覧ください。https://www.amicus.ed.jp/