9年生の生徒たちはここ1ヶ月、
技術の授業で「木育」を学んできました。
「廃材を効率よく利用することや、木材に触れ自ら手を加えていく過程を通して自然をより身近に感じてほしい。」
職人さん達の指導のもと、
ペンやスツールを作りました。
今回はリュウキュウマツを使用したスツール作りの最終工程をピックアップしました。
グラインダーで角を丸くしたり、
脚の長さを切りそろえたり。
微調整を行っています。
「あー、目に入るー!!!」
脚を穴の中にはめる所が
みんな最大の難関だったようです。
座面の穴と脚の太さが合わないので、
削りながら調整しました。
もちろん、三脚それぞれの角度を考えながら。
年輪を数えるボーイズ。
「これが50歳じゃない?」
「いやいや、35でしょ?(笑)」
早速、木育の成果が表れている? (笑)
掃除や後片付けも立派な作業。
芸術的な発想で満ち溢れている時には床に落ちた木のくずですら床に絵を書く材料に見えてきます。
掃除も一通り落ち着き、
いよいよ塗装作業に入ります。
塗料も石油由来のものではなく、
植物性で自然由来の油を使用します。
・・・不思議なにおいはしますが。笑
単純に木目の表情が豊かになるだけでなく、木の湿度を保ったり汚れ防止にもなります。
一つ一つのスツールに
違う表情が浮かび上がりました。
「大事にメンテナンスをすれば君たちの孫の代まで使えるよ。」
こうして自分達で物を作ることは、物を大事にする心を育むことにもつながります。
途中で作ったペンや今回作ったスツールも、
全部自然から出来ています。
自然を大事にすることは、廻りまわって私たちが普段使っている家具などを大事にすることにつながるということを学びました。